フリーランスと社員の違い【準委任Javaプログラマーの場合】

  • フリーランスエンジニアと社員って何が違うんだろう?
  • いま社員だけどフリーランスになると何がかわるのかな?

そんな疑問にこたえます。

ここでいうフリーランスエンジニアというのは、準委任契約での契約している人を指します。
私がその形態なので私の実際の状態をご紹介して、皆さんの参考になればと思います。

IT系のプログラマーで中小企業に勤めているが、「フリーランスになってみようかな」と思っている人とか、
全然違うしているけれど、「IT系のプログラマでフリーランスになってみようかな」と思っている人の参考になればうれしいです。

フリーランスと社員の違わないところ

まずは、フリーランスと社員の違わないところですが、実際の仕事に関してはほとんど同じです。
SES(準委任契約)、下請けの場合ですが。

大手Sirからみれば、下請けの会社がどこかはあまり関係ありません。
中小企業だろうが、フリーランスだろうが特にどっちでもいいです。

仕事は、要件定義、設計、製造、テストのどれかを行うと思います。
フリーでも社員でも同じです。

フリーランスと社員の違うところ

社員の場合だけやらないといけないこと

  • 自社メンバーの教育
  • 自社での作業(月1回の帰社等)
  • 自社メンバーをそのプロジェクトへ増員するための営業

フリーランスと社員で違うところですが、仕事に関してはほとんど違わないといったのですが、違うところは、部下というか同じ会社で何人かでそのプロジェクトに入った場合、社員の場合は、メンバーの面倒をみたり、みてもらったりということがあります。

これはよしあしで、連帯感とかも生まれるし、仕事も教えてもらえる一方、ハラスメントが発生することもあったり仕事の量が増えてしまうこともあります。

つぎに、自社での作業があります。
月1回帰社したり、会社で課題があったり発表会があったりします。
このあたりは、社風によるので、会社次第ですね。

こういのが好きか嫌いかというのも社員になるのか、フリーになるのかの分岐点になると思います。

最後の自社メンバーをふやすための営業行為は、リーダークラスになると求められます。
会社としては、社員を会社で遊ばせておくわけにはいかないのと、さらに下請けの社員を送り込むことで、マージンを抜くことができます。

そのあたりは、本来営業の仕事なのですが、なぜかSEがそういう仕事をやらされているパターンが多いです。

フリーランスの場合だけやらないといけないこと

  • 仕事を決めるためにエージェントへ依頼すること
  • 確定申告

フリーランスの場合は、仕事を決めるのにレバテックなどのエージェントを通すにしても、ある程度主体的に動かないといけません。
自分でこの案件を受けるかどうかを判断する必要があります。

逆に会社のいわれるままにプロジェクトをきめるのではなく、自分で決められるとも言えますが。

次に大きいのが確定申告ですね。

これが少し面倒です。実際は作業的には大したことはないんです。
日々の決済をクレジットカードで行い、そのレシートや、領収書を保管してさえいれば、帳簿の作成は簡単です。

そのあたりはこちらに書いたので参考にしてもらえればと思います。

それよりもどこまで経費で落とすのか、税務署から調査が入ったら面倒だ。
とかを考えるのがストレスになります。
かといって、ほとんど経費で落とさないと本当にすごい税額になってしまいます。

このあたりで少し腹をくくらないといけないというのはあると思います。
もちろん脱税をするのではないですが、経費の仕組み自体がグレーゾーンが広すぎるんです。

フリーランスと社員のメリットとデメリット

フリーランスのメリットは社員のデメリットで
フリーランスのデメリットは社員のメリットといえます。

フリーランスのメリット

  • 収入が増える(プログラミングができれば少なくとも60万円はもらえる)
  • 仕事内容をある程度選べる
  • 休みの期間をつくることができる
  • 現場のプロジェクトの仕事に専念できる

フリーランスのメリットですが、なんといっても収入が増えます。
わたしの友人で他業種から転職してきてSES企業で約2年くらい働いたあと、フリーになった人がいるのですが、最初の契約で60万円/月の案件に決まりました。
その友人は、PE-BANKというエージェントを使っていました。

つぎは、仕事内容をある程度えらべるところですね。
ただ、ある程度です。
pythonの経験がないのに、pythonの仕事をゲットするのは難しいと思います。

よくあるパターンは、Javaを使うということで入った現場で、半年くらい仕事をしていたら、たまたまpythonを使う機会がでてきて、経験をつめたりして、別の言語のスキルを獲得していくパターンです。これは、社員、フリーランスに関わらずですが。

つぎは休みの期間を作ることができるところですね。
契約の期間が、3カ月の契約だとした場合、2カ月目の終わりくらいに、延長しますか?
という問い合わせがきます。そこで断れば、当然3か月で契約を終わらせることができます。
逆にもっと働きたくても契約の延長がないというパターンもありますが。

最後に、プロジェクトの仕事に専念できるところですね。自社の面倒な仕事はないです。

フリーランスのデメリット

  • 一人が孤独
  • 安定感がない
  • 65歳になったときに年金がすくない

フリーランスのデメリットとしては、まず一人が孤独を感じるかもしれないということです。
社員であれば、会社に所属しているという意識もあるし、人によっては同僚と仲良くやっているという場合もあると思います。
フリーランスはそういう意味では属していないという感覚は持つかもしれません。
現場での人間関係的にはそこで友人もできますし、フリーの人同士だとさらに仲良くはなったりしますが、帰属意識というのはないので、なんとなく不安になることはあるかもしれないです。

次に安定感がないところですね。
会社の場合は特に派遣先が見つからなくても、給料はもらえます。そういう意味ではフリーランスは安定感がないかもしれません。

ただ、社員として派遣先がずっと見つからない状態でその会社に残れるとはおもえません。大手の会社ならプログラマー以外の仕事もあるでしょうが、中小のSESがメインの会社の場合、そういう社員をずっと養うことはできないことが多いように思います。

知り合いの会社の人は、プログラマーで仕事がない人は、むりやり営業職をやらせて自主退職にもっていくというパターンでやめさせている話をききました。
そういう意味では、フリーランスも中小企業の社員も安定感ではあまり関係ない気がしています。
フリーランスでも少なくとも55歳くらいは、普通に派遣先への下請け仕事はあるようです。

最後に年金ですが、これは明らかにデメリットです。
フリーランスは国民年金なので、満額払っても6万円くらいにしかなりません。

厚生年金だと12万円くらいにはなりそうです。人にはよりますが。
なので、idecoなどを使って自分で退職金分を積み立てておくのが良さそうです。
80万円分くらいは、まるっと経費になるので、そういう工夫が必要です。

エージェントに関しては「フリーランスエンジニアにおすすめのエージェントいろいろ」で詳しく解説していますので、併せてご活用ください。

まとめ

フリーランスと社員の違いを書きました。

どちらにもメリットとデメリットがあります。自分の目標の実現にどちらが向いているかを考えて選べばいいとおもいます。

まら、一度フリーになったから、社員に戻ることはむりっていうこともありません。

フリーで技術力を蓄えてベンチャー系の企業に転職する人もいます。

どちらにしてもエンジニアは比較的身軽に職場を変えられるのがいいところだと思います。

未経験者でプログラマになりたい方に関しては「【転職】未経験者でプログラマになりたい人、なれますよ!【再現性あり】」で詳しく解説していますので、併せてご活用ください。

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